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Sくんとラブ&ピース   目黒区立月光原小学校  鈴木陽子

Sくんとラブ&ピース   目黒区立月光原小学校  鈴木陽子_b0013004_0194015.jpg今日もSくんはひたすらモノクロームのロボットを描き続けています。白い画用紙に黒い絵の具で描かれるロボットはどんどん増え、そこに登場するのは時にはハイエナ、宇宙船、かいぶつ、王様・・・。Sくんはモノクロームの世界につぶやきかけながら実に幸せそうな表情でいつも図工の時間を過ごしていくのです。
かたや絵の具のローラー遊びに夢中になっている子どもたちは、汗をぽたぽた落としながら、けなげにも暑いなどとはひとこともこぼさずに、生まれてくる色や形の世界とかかわり続けています。ときおり交わすSくんとロボットと私の会話を聞き流しながら、子どもたちの目が何とも優しいのでした。子どもたちみんなにとって、私にとってとても豊かな時が流れているように感じました。「Sくん給食の時間よ」「うん、もうちょっと」
# by zukodaisuki | 2004-09-10 00:14 | 図工における Love & Peace

図工室のラブ&ピース  目黒区立駒場小学校 中村 夏実

 子どもは成長に伴い日々子どもらしく揺れて、うごめいています。そしてその正や負のエネルギーを携えて図工室にやってくると、様々な素材に体当たりし、抵抗したり、再度挑戦したりを繰り返しつつ楽しんだり苦悩したりしていると思います。
私はというと『子ども達一人ひとりの日常の生活から生まれて来る形や色合いに豊かな子どもの可能性や美しさを見出し、子ども達自信は充実した経験と時間の中で、何かを表現し何かを感じ自己肯定できる。』こんな図工の時間を手探りしながら毎日教室に向かっています。しかしあたりまえの様なこの日常もままならない地域や情況があることを耳にするにつけ、造形に熱中する子どもの姿に未来を見つけられることを大切にし、その世界から勇気をもらえる事を期待してやみません。
# by zukodaisuki | 2004-09-10 00:13 | 図工における Love & Peace

「子どもと私のラブ&ピース」  町田市立町田第四小学校 岡田 京子

「子どもと私のラブ&ピース」  町田市立町田第四小学校 岡田 京子_b0013004_021212.jpg廊下で会ったら、意味もなく、うなずきあう。
「なんとなく、顔見に来ただけ。」と言ってフラッと立ち寄る。
人と人との、あたたかいふっとした瞬間の空気が流れるとき、
それは、とてつもなく大きな、ラブ&ピース。
私は図工を通して子どもと関わっている。
図工の時間、毎回充実したいい時をすごす。
この時間がずっと続くといいと思う。
造形を通し、自分も大切にするし、人も大切にする。
これが繰り返せる環境、これが図工室でのラブ&ピース。
子どもの時代に、そんな思いを積み重ねてほしいと思っている。
そして、その環境を整えるのが私の仕事。
4月に新しい学校へ異動してきて、新しい子どもとの関係が始まった。
今はお互いに探り合いの状態。思わぬことも多々おこる。
これから、どんどん時間を積み重ねていき、
子どもも私もぐんぐんラブ&ピースに育っていきたいと願っている。
# by zukodaisuki | 2004-09-10 00:11 | 図工における Love & Peace

八王子市立高嶺小学校   時任 勝

八王子市立高嶺小学校   時任 勝_b0013004_0175782.jpg
世界のあちこちで争い事が起きている。たくさんの命がうばわれている。かれることのない涙が流される。
 遊べる、学校に行ける、塾や習い事に行けるし、食べる物がある。夜はゆっくり寝ることができる。先生はみんなと図工ができる。ここに、こうして生きている私やみんな。なんでもなく感じるこんな毎日を平和というんだよね。
 ……それに、みんなはたくさんの愛をもらって生きている……。
 世界中がたくさんの愛でつつまれればいいのにね。今も、今からもずーっと愛と平和の毎日でいっぱいになりますように。図工室から世界へ、ラブ&ピース。
# by zukodaisuki | 2004-09-10 00:11 | 図工における Love & Peace

中野区立丸山小学校  永井和貴

 「先生、冷房つけて!ないの!」今年の夏は暑い。最高気温を更新する中、子どもたちは図工室へ勢いよくやってくる。子どもの熱気で図工室の気温は上昇。その中でも子どもたちは、ものやことや空間と心身の全てを使い交信し格闘し、たまに絵の具を洗うと称して水遊びをしたりして、フルに活動し自分の存在を手に入れたかのように元気に帰っていく。今、社会も教育も世界の秩序すらも急速に変化する中、子どもや学校を取り巻く環境も変わり、理解しがたいような子どもに関わるニュースにも見られるように子どもの様子も変わってきた。大人は子どもを理解することに苦しみ、この異常と思われる気候のように子ども(人間)の本質さえも変わっていくのではないかとさえ感じる。しかし、この暑さの中、図工室での子どもたちの姿と接するに限り、その姿にある子どもの本質のようなものには何ら変わりはないように思われる。
# by zukodaisuki | 2004-09-10 00:09 | 図工における Love & Peace