廊下で泣きわめいている子、階段の隅に座り込み固まっている子、図工室でねんど細工に没頭する高学年の子、行き場がなく悶々とした子どもたちは迷宮へと入り込んでいます。
このような子どもたちを一歩離れて見守り、同じ目の高さで話しかけ背中を撫でてあげると、低学年や中学年の子どもはしがみついてきます。それは、幼子が母親の愛情を全身で掴もうとする姿そのものです。今、子どもたちは「よくやったね。いいね。」というような言葉の励ましや称賛などの共感では自分自身の存在を実感できなくなっているのではないでしょうか。もっとからだの奥底や体温で感じ取れる確かさを求めているように思います。 今回の美術展のテーマである「ラブ&ピース」は殺伐とした世界に健気に立っている子どもたちの大人への呼びかけと受け止め、子どもと図工と教師の間を血液が流れるような図工の時間をつくっていきたいと思います。
by zukodaisuki
| 2004-08-29 23:21
| 図工における Love & Peace
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